中国宋代の禅の高僧である仏果禅師が、 師の五祖法演から与えられた
四つの戒め「法演の四戒」を4回に渡ってご紹介します。今回は第2回目。
その二 「福不可受尽」
「福、受け尽くす可からず」
「福、もし受け尽くさば、
縁 必ず孤なり」
と続きます。
まさしく、今我々に与えられた現状そのものです。 福は、 電気です。 水です。 物資です。 必要以上に使ったり 買い占めれば足りない人が出ます。 本当に必要としている人々に行き渡らなくなります。 結局、自分自身も手にすることが できなくなるのです。 各々が少しずつ我慢することで 各々が助かります。 結果、末永く福を受け続けることが できるのです。 一時的ではなく、 目に見える物質的なものだけでもなく、 常に自分が必要とする分だけを いただくという意識が大事です。